「メモリーターフ28mm」「メモリーターフ AIR」は、芝丈はどちらも28mm。
見た目に大きな違いはないため、「何がちがうの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、少しわかりにくい「メモリーターフ28mm」「メモリーターフ AIR」の違いについて説明していこうと思います。
大きな違いは「裏面コーティング」
「メモリーターフ28mm」「メモリーターフ AIR」は、見た目上では特に変わりはありませんが、裏面のコーティングが違います。
「メモリーターフ28mm」の裏面はウレタンコーティング。
「メモリーターフ AIR」の裏面はPETコーティングになっています。
それぞれのコーティングには、以下のような特徴があります。
ウレタンコーティング

素材:ポリウレタン
ウレタンコーティングは耐久性に優れていますが、透水性が低いため、水抜き穴をあける必要があります。(水抜き穴があれば透水性に問題はありません。)
土への施工の場合、その水抜き穴から雑草が生えてくる可能性があるため、人工芝の下に防草シートを設置する必要があります。ただ、施工性が高く、耐久性に優れているため、屋外や屋内などさまざまな場所への施工することができます。
- 従来のコーティング(SBRコーティング)に比べて耐水性が高い
- 冬場に硬くなりにくく、カットしやすい
- 水をほとんど通さない(透水性確保のための水抜き穴が必要)ため、過度な透水性が必要な場所には不向き。
PETコーティング

素材:ポリエチレンテレフタラート
PETコーティングは耐水性に優れており、透水穴を開ける必要がなく、さらに遮光性も高いため、土への施工の場合は防草シートを設置する必要はありません。
しかし、下地の影響を受けやすいため、人工芝を敷く前にしっかりと下地を整えておく必要があります。
土への施工ももちろんできますが、屋上などの高い透水性が求められる場所などへの施工がおすすめです。
- 抜糸強度が高く、芝糸がさらに抜けにくい。
- 透水性が高く、水抜き穴がない。
- 遮光性が高く、防草シートを下に設置する必要がない。
- 下地の影響を受けやすいため、しっかりと整える必要がある。
さいごに
「メモリーターフ28mm」「メモリーターフ AIR」の大きな違いは、裏面のコーティングです。
それぞれのコーティングの特徴を理解した上で、どちらの人工芝が求めているものなのか検討してみてください。
「どちらにしようか迷っている」という方は、最適な人工芝をご提案いたしますので、ぜひ一度お問合せしてください!